2018年12月15日(土)、当ホールにおいて飛澤直子、河村晶子両氏による「ピアノデュオ クリスマスコンサート」が開催されました。
コンサートのサブタイトルとして「ドビュッシー没後100年に思いを寄せて」とあるように、2台ピアノによるこのコンサートでは「ピアノという楽器の魅力を2台でよりダイナミックに表現した、ピアノの可能性を押し広げた作曲家ドビュッシーとその影響色濃い作品を並べました」(主催者FBより)。
デュオ演奏によるチャイコフスキー「くるみ割り人形」より「小序曲」で軽やかに始まったコンサート、二曲目からはサブタイトル通りドビュッシー作品が並びます。まずはデュオで「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」「リンダラハ」。二人の譜めくりさんがかわいいアクセントです。
そして河村氏のソロで「子供の領分」より「雪が踊っている」を演奏。
第一部の最後には、ときに壮麗で玄妙でもある「白と黒で」全楽章が披露されました。
二部はバッハ「主よ、人の望みの喜びを」で厳かに始まり、二曲目は飛澤氏のソロでメシアン「八つの前奏曲」より「鳩」。
そしてコンサートは連弾の定番曲、フォーレ「ドリー」、そしてガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」でゴージャスに締めくくられました。それにしても大変な名演です。
アンコールには2台ピアノで精妙なリズムとハーモニーが交錯する「戦場のメリークリスマス」も演奏され、ご来場のお客様はクリスマス前の素敵な一夜を過ごされてご満足のご様子でした。
例によりましてこの素晴らしいコンサートの様子は一部動画でご紹介させていただく予定です。お楽しみに。