2018年3月10日、ソプラノ橘川友里、清水春菜、ピアノ山下正美、宮本香織、以上四氏によるリサイタル、題して「Chat Pomme Vol.5 一詩二曲"音楽を読む"コンサート」が開催されました。
<プログラム挨拶文より>
本日はお忙しい中、Chat Pommeコンサートにお越しいただき、誠にありがとうございます。約7年ぶり、5回目の公演となる今回は「一詩二曲」と題し、同じ詩に異なるメロディをつけられた曲を集めました。それぞれの曲の魅力を、文学と音楽、両方の視点からお楽しみいただければ幸いです。
コンサートの幕開けは北原白秋「からたちの花」(作曲山田耕筰)。
高村光太郎「あどけない話 」(作曲清水脩)、石川啄木「砂山の」(作曲中村太郎)等と続いた後に再び「からたちの花Ⅱ」(作曲山田耕筰)。
萩原朔太郎、室生犀星、三好達治と名詩名曲が続きます。
一部の最後は中原中也「汚れっちまった悲しみに」(作曲石井歓/石渡秀夫)、そして寺山修司「かなしくなったときは」(作曲大中恩/中田喜直)。悲しみをテーマとした素晴らしい四曲で締めくくられました。
一転二部は宮本氏のピアノソロで幕を開けます。シューマン=リスト「献呈(Op.25-1)」。
そして再び一詩二曲の世界へ。「ミルテの花」より献呈」(シューマン)が歌われた後、ゲーテ「すみれ」(シューマン/モーツァルト)、ベルレーヌ「マンドリン」(フォーレ/ドビュッシー)、 ヴェルレーヌ「月の光」(ドビュッシー/フォーレ)等が披露されました。
コンサートの模様は一部動画でご紹介する予定です。
お楽しみに。