2018年2月10日、当ホールにおいて、今春東京音楽大学をご卒業される中村愛伽、林美土里、加藤千暁、新島綾、以上4氏によるピアノリサイタル、題して"Last Celebration"が開催されました。
このリサイタルでは、ホールの2台のピアノを最大に生かながら、2台8手、1台6手、さらには1台8手など、複数人演奏のバリエーションが最大限に展開されました。
幕開けの一曲はモーツァルト「フィガロの結婚」序曲。2台8手の演奏です。
次いでブラームス「ハンガリー序曲」より第2番と第6番を1台4手で(林、加藤両氏)。
続くはチャイコフスキー「くるみ割り人形」。1台4手が2セットでスライド&語り付きのゴージャスな趣向です。
ポピュラーなドビュッシー「月の光」もなかなか聴く機会のない1台6手(アンダーソン編)で演奏。
2台4手(新島、中村氏)でボロディン「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」。
第一部の締めくくりは1台8手のラヴィニャック「ギャロップマーチ」でした。
第二部の始まりは2台8手によるスメタナ「我が祖国」より「モルダウ」。
1台6手シュトラウス2世「トリッチ・トラッチ・ポルカ」。一人残った加藤さんはトライアングルで参加。
2台4手サン=サーンス「ウェディング・ケーキ」、1台4手ラフマニノフ「ヴォカリーズ」(アンダーソン編)、1台4手モーツァルト「トルコ行進曲」のサンバ編「サンバ・トルコ!」と続いたリサイタルは、2台8手によるローゼンブラット「日本の歌によるファンタジー」で締めくくられました。
この素敵なリサイタルの模様は一部動画でご紹介する予定です。
お楽しみに。