モニターカメラの設置準備を進めている加賀町ホールですが、カメラといってもアナログもあればIPカメラ(ネットワークカメラ)もあって選択が大変。ですがデジモノ・IT好きの担当者が選んだのはスウェーデン・Axis Communicationsのネットワークカメラ群でした。Axisのカメラ、スペックはよりどりみどりでグローバルスタンダードに準拠。一社完結のシステムと違って価格の透明性も高く、接続性もいいんじゃないでしょうか、多分。
それにしてもAxisのカメラは画質がいいですね~。試しに買ってみたこの小さいカメラで1080pフルハイビジョン画質ですから・・・。オーバースペックだったかも、という冷や汗は出ます。
ネットワークカメラですから当然IPネットワークに繋がるわけで、録画やモニターのためのサーバが必要になります。 Axisの数少ない難点の一つがサーバやクライアントはWindowsのみ対応という点。iPhoneなどのスマホ・タブレットはクライアントとしては使えますが、なぜかMac用にはサーバソフトもクライアントソフトもなく、Windows PCを導入しなければなりません。
どうせPCを入れるなら、録画サーバーとして24時間稼働させてリアルタイム画像も表示し、フロントエンドではビデオ編集や波形(音声)編集もサクサクこなせるように、という条件で見積をとってみると・・・。
竹コースで469,800円、松だと688,000円・・・。256GB SSD2枚差しだのメモリ32GBだのと、この世のものとも思えない構成で、結構なスペックのMac Proが楽勝で買えます(怒涙)。それにこの値段だとカメラの総額より高くなってしまいます。うーむ・・・。
なにかいい手はないかと悶々としていたそのとき、NASをカメラのサーバーにするという手を発見。これはもうNASを超えている、と最近評判のSynology社のNASのスペックを調べてみると、ありました! Surveillance Stationというカメラサーバ用のソフトウェアがリリースされています。Axis純正のソフトウェアではないので、互換性や動作に一抹の不安は残りますが、NASをサーバーにできれば、導入コストが劇的に安くなる上に、PCはもちろんMac用のクライアントソフトも用意されています。
これっきゃない! と勢いで注文。ディスクは3.5" 3TBを2玉、ミラーリングにする計画。これで総額52,600円ですから、PCを導入する場合に比べて1桁安くなりました。万一うまくいかなかったときは? 当然経費にはならず、私が自宅で使うことになるでしょう(涙)。
はたしてどうなりますことやら(続く)。